6月8日(土)大間々の緑豊かな素敵なお店、カフェ&ギャラリーねこの時計にてボサノヴァ・デュオ・コンサートをさせていただきました。ご来場くださいました皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
実は、わたしはボサノヴァ・コンサートを他のミュージシャンと演奏するのは初めてであります。そのお相手は超多忙な都内のボサノヴァギタリスト木村純氏です。歌がメインであるわたしにとってはボサノヴァの造詣が深く、ジャズなど他のジャンルにも精通していて都会センスあふれるギターワークは願ってもないギタリストです。なにより、どんな人でも変わらずきさくに接してくださるそのお人柄が素晴らしい方です。そんな信頼できるギタリストの方とお客さまの大半が以前来ていただいた方達、レッスンを受けている方達とそのお仲間でしたので、演奏するにしても心強かったです。ありがたいかぎりです。
地元のコミュニティFM放送局の番組ではじめてお話しし、木村さんの、地元群馬でのライブコンサートにうかがったところ、ご自宅に招いてくださいました。東京スカイツリーが間近のご自宅にうかがったところ、お互いに70年代のアメリカ音楽が好きだということがわかり、話が盛り上がりました。とりわけ、わたしはジェイムス・テイラーの大ファンで、いつか人前でも彼の曲が演奏できたらと思っていました。
ボサのスタンダードに加えてキャロス・キングの名曲、「You've got a friend」が木村さんと演奏でき、わたしとしてはこれだけで感無量でした。キャロル・キングをはじめ、ジェイムス・テイラー、ジョニ・ミッチェルらは70年代にロスアンゼルスの町、ローレル・キャニオンに移り住み、悠々自適に創作活動する生活をして、自作を発表していきました。自然の豊かな町でセールスのことを気にせず、自分の心から演奏したい曲をつくり、歌う。なんと素晴らしいことでしょう。また、この時代はそんなアーチストをサポートし、アルバムをあつかう器量がレコード会社にありました。
自然があふれ、木々のそよ風がここちよい場所で素晴らしい共演者と素晴らしいお客さまに聴いていただけて、これ以上の幸せはないコンサートとなりました。また、このような機会をもっともっと続けていこうと思っています。