2013年3月20日水曜日

ボサノヴァによるヒーリングを始めます。

 いつもわたしのブログ記事を読んでくださっているみなさん、いつもありがとうございます。今日は春分の日にふさわしく、暖かくて穏やかな天気でしたね。
 今日から、わたしは以前から温めてきた企画、ボサノヴァによるヒーリングを開始いたします。ボサノヴァのヒーリングの可能性に気づいたのはかれこれ8年前です。帰国後、文化交流の一環として地元群馬で演奏する機会ができました。そうした流れの中で知り合った方から財団法人の文化祭の企画として演奏を頼まれました。会場は明治期に建てられた洋館の中の落ち着いた素敵なサロンでした。お客さんは皆、地元の名士の方々です。40分のボサノヴァの楽曲によるプログラムでした。
 そして不思議な体験をしました。演奏がすすむにつれ、聴いているひとが目をつむりはじめ、ある曲ではほぼすべてのひとが気持ちよく身体がゆっくりと揺れ、口がぽかんと開きながら眠ってしまっています。多分仕事では重責を担い、ストレスをかかえている人達です。そのストレスから解放され、気持ちがゆるみ解放されたのだと思いました。
 その後、演奏活動を本格化させていきましたが、リラックスできる閑静で落ち着ける会場での演奏では必ず目をつむって身体を揺らしながら気持ちよく聴いている、または眠っている方がいらっしゃいます。しかもボサノヴァのプログラムが有効なのです。
 ボサノヴァの特徴は、ゆらぎの音楽であるということです。小川のせせらぎや風のそよぎなど、自然は一定ではなくゆらぎがあります。そのゆらぎによって人間は脳からα波を発し、リラックスできます。そのゆらぎを1/fのゆらぎといいます。ボサノヴァのリズムはビートをときおりシンコーペーションさせる(1/8拍前のめりにアクセントをおく)ゆらぎというものがあります。美しい海に面した都市リオ・デ・ジャネイロで育まれたこのリズムはまるで海のさざなみのようです。また、メロディー、ハーモニーにおいても一聴するとシンプルのようですが、調性から逸脱した音が使われ、実は複雑な構造を成しており、総体的にゆらぎが存在する音楽といえます。
 ヒーリングミュージックという言葉を用いて、故宮下富実夫は人間のリラクゼーションのための音楽活動をされていました。そのイベントの中には眠りのコンサートというものがありました。自然と調和する音楽の持つ力(エネルギー)がひとの潜在意識にアクセスするとということは本来の人間のあり方に戻るための有効な手段かもしれません。
 田村ひろの弾き語りによるボサノヴァのヒーリングをボサノヴァ@ホームと名付けました。詳細はわたしのウエブサイトのページをご覧下さい。このことは追ってまたいろいろと記していきたいと思います。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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