2011年6月4日土曜日

写真五人展

今日は桐生市の市民文化会館地下の展示室で開かれている写真展を見て来ました。写真五人展「季節のうつろいを各自の視点で・・・」というタイトルで大塚信男さん、木村健一さん、桐山勇三さん、斎藤守弘さん、外山正三さんの作品が展示されています。会場にいらした大塚さんとしばらくの時間お話しできました。
大塚さんの作品は冬山を撮影したものでした。夜の冬山の山中に泊まり撮影されているのでわたしが想像する以上の過酷な条件のなかでの撮影だったことがうかがわれます。映し出されている山々の風景は、わたしが普段見ている山とは違って、幻想的ですが、人をよせつけない自然の厳しさが表されていました。これまで見てきた大塚さんの色鉛筆画の作品はすべてを育む自然のあたたかさを感じていたので、今回の作品を見て、大塚さんがもってらっしゃるおおらかさに加えて、自然と対峙できる頑強さを見せていただいた気がしました。
会期は明日5日(日)までだそうです。とても素晴らしい作品が展示されていますので、足を運ばれてはいかがでしょうか。

大塚さんの作品を見ていて、ふと感じました。先進国といわれている国に住むひとびとは自然と乖離した生活に慣れてしまい、人間には立ち向かうことの出来ない自然の厳しさを忘れてしまった気がします。やはり、人間は自然の一部なのだと思い出し、自然に抗うのではなく、自然のなかで共生して行くことが大事なのではないのかと。

今日は天気もよく、小鳥もさえずっていました。とてもくつろいだ一日でした。

写真の作品は大塚氏のブログから転写させていただきました。

2 件のコメント:

  1. おはようございます
    昨日は会場にお越しいただき楽しいお話ありがとうございました
    冬山に行くと人間は自然に生かされているのを強く感じます

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  2. こちらこそ、素晴らしい作品を見せていただき、ありがとうございました。

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