2007年 4月 5日 木曜日
わたしは2000年から2002年にかけてブラジルのリオ・デ・ジャネイロというところに滞在していました。
着いて早々現地でしか手に入らないCDを物色しにお店に繰り出しました。並んでいるCDの値段を見て、ほとんどが日本円に換算するとなんと日本で買う値段のほぼ半値以下です。わたしがいた当時、換算レートが1ドル=約2.4ヘアイス(単数形real、複数形reais)でした。そこで値札が貼ってあり17ヘアイスとか24ヘアイスとか書いてあるのです。これはお得だと思い、いろいろなCDを買い込んでいました。
ある日、歌の題名でも有名なコパカバーナの大きなCDショップに行くと、復刻されたナラ・レオンというボサノヴァの女神と称されたひとの初期の貴重なCDがありました。一瞬わあっと喜んだのですが日本語で書かれた帯がついていて、なんとそれは日本で復刻されたもので日本からの輸入CDだったのです。値段を見てさらにびっくり。なんと60ヘアイス以上でした。アマゾンのサイトでの価格が現在2,141円ですね。ブラジル人の立場になってみるとなんて日本製は高いんだと思いました。
視点を広げて見ると、同じ材質、材料でできているのになんで同じ値段にならないの?と思います。地球規模で考えると同じものをつくっている、または売っているのに片方のひとは2倍以上の利益があるなんて不公平だなと思います。
ブラジルはコーヒーの生産国で有名ですが、現地のひとは香り高いおいしいコーヒーは飲んでいません。おいしいコーヒーの豆は日本やヨーロッパ、アメリカなど先進国といわれている国に輸出されてしまうのです。
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