2009年4月21日火曜日

地球の裏側からのメッセージ

2009年 2月 25日 水曜日

先週の20日金曜日、玉村町国際交流協会主催、ブラジル帰国者の日本人のお話しを聞く会に急遽参加し、歌わせていただきました。

帰国者のセンノ氏は50年間ブラジルで生活をされ、当日同伴された、その息子さんはブラジル人女性と結婚されている日系人です。

わたしがいたリオにも日系人のひとはいましたが、知り合った人々はブラジル社会で成功していた人達ばかりだったので、今回のように開拓移民のひとにお会いし、体験談を聞けたことは貴重でした。

センノ氏が渡った当時のブラジルでの状況は、日本で約束されていた言語のフォローもなく、働く地の地主が事業に失敗し、何の保証もなくなってしまっていたそうです。言葉もわからず、食べ物もなく、今の派遣社員の置かれているような、いやそれ以上の逆境の中で、氏は日本人の本来持っている勤勉さ、誠実さ、和を重んじる心で乗り切り、当地に日本人学校まで設立されました。

氏のお話しを聞き、その生き様と態度を見て思うのは、苦しいときも、状況をあるがまま受け入れ、前向きに行動し、教育を重んじ、いつも周囲への感謝を忘れないことです。

わたしを含めて、今日本人がブラジルで、ブラジル人にあたたかく接してもらい、信頼していただけるのも、このような無名の移民の方々の努力によるものが大きいのだなと強く感じました。

日本に「でかせぎ」と称して来られた日系人の中には日本に対して否定的な気持ちをもたれる人も残念ですが、います。わたしもブラジルの生活習慣、文化に馴染めないこともたくさんありました。

ブラジル社会は多民族国家であるため、自分の意志を言葉と態度ではっきりと表現するのが習慣です。対して日本社会はあいまいに表現します。

リオにいたときは、親しい人同士の挨拶であるハグやキスは、自然であり、親しさのバイブレーションを肌で感じられるとてもよい所作だと思いました。ですが、これを日本の中で日本人に対してはそのまま適応できません。それぞれの国の文化、習慣は様々で、大変ですが、その国ではその国の習慣に慣れるしかないのではないかと思います。

わたしは幸い、ブラジル音楽が本当に大好きだったので、自ずと音楽に関係する人々に出会う事ができました。好きだとバイブレーションは、言葉に頼って表現しなくても、自然と相手に通じるもののようです。好意の念や尊敬の念はコミュニケーションを通わすのに大きな要素のような気がします。

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